急性ウィルス性結膜炎になっちゃいました。
仕事もなかなか忙しくて、ブログの更新もしなくちゃいけなかったりと、ちょっと疲れたなーと思っていた矢先。
「右目だけ、やたらと涙が出るな~。」
「だんだん熱を帯びて腫れぼったくなってきたぞ。」
「目に傷でもついちゃったかな。」
「明日、眼科へ行ってみよう。」
眼科を受診しようと思った朝、目が覚めると目ヤニびっしりで右目を開けられませんでした。
ついでに、ものすごい頭痛です。ただ、熱を測っても平熱でした。
こりゃ参ったなと思いながら眼科へ行きました。
受付で症状を聞かれてすぐに、一般の待合室ではない場所に隔離されました。
受診の結果は、「急性ウィルス性結膜炎」ということでした。
結膜炎って、小学校の時にかかったことがあるような、あまりに昔のことなのでよく覚えていません。
結膜炎は目からの分泌物から他の人に感染するということで、待合室も別、会計も直接待合室で、薬局でも一般の人とは別の場所でという具合に隔離状態になりました。
なかなかやっかいなものになってしまいました。
結膜炎はなぜ起こるのか?原因や症状について。
結膜ってどういうもの?
結膜は、くろ目(角膜)のふちからまぶたの裏側までを覆っている粘膜です。
しろ目の表面は眼球結膜、まぶたの裏側は眼瞼(がんけん)結膜と呼ばれます。
結膜は眼球とまぶたをつなぎ合わせて、それらがうまく動くようにしています。
また、涙腺で作られる涙は眼球表面を潤し、ゴミや老廃物を流しだして、細菌やウィルスなどが眼球の中に侵入するのを防ぐ役割をしています。
急性結膜炎の症状は?
代表的な症状としては、
①かゆみ、ゴロゴロ感、涙や目ヤニが増える。
②まぶたの裏側にぶつぶつができたり、結膜が赤く充血する。
③まぶたが腫れたり、しろ目がブヨブヨしてきたり、症状がひどくなると出血も。
④耳の前のリンパ腺が腫れたり、発熱する場合もある。
僕の場合は、とにかく涙と目ヤニがひどかったです。かゆみはありませんでした。
ウィルス性の結膜炎はなぜ起こる?
結膜炎の原因となるウィルスは、「アデノウィルス」というウィルスです。
「アデノウィルス」は、、「風邪症候群」(ようするに“かぜ”です)を起こす主要病原ウイルスの一つです。よって、比較的どこにでもあるというか、一年中、一般的に存在しているウィルスになります。
ですので、ウィルスに対する抵抗力が強いときはウィルスが活動できず、病気に至ることはありませんが、体の抵抗力が弱くなっているときには、ウィルスに侵されてしまうことになります。
仕事が忙しかったり、睡眠時間が十分に取れなかったりで、体力が衰えている時は要注意ということになります。
ウィルス性結膜炎の種類
流行性角結膜炎(はやり目)
まぶたの裏側のぶつぶつや充血、まぶたの腫れ、流涙などの症状が激しくあらわれ、感染してから7日~14日で発病します。
僕はこれでした。お医者さんから、かぜのような症状が出るかもしれませんよと言われたんですが、確かに頭痛、鼻水、のどの痛みと色んな症状が出て、けっこう大変でした。発熱は無かったので会社は休まずに済みましたが。
咽頭結膜熱(プール熱)
プールで感染することが多いため、プール熱と呼ばれるものです。
小学校のときにかかったのはこれだったかな?
結膜にぶつぶつができて、咽頭炎による発熱を起こします。感染してから5日~7日で発病します。
急性出血性結膜炎
これはアデノウィルスではなく、エンテロウィルスが原因で起こる結膜炎です。
エンテロウィルスが引き起こす病気で代表なものに「手足口病」があります。
エンテロウィルスといえば、D68型のエンテロウィルスが麻痺や呼吸困難、髄膜炎などを引き起こすとして危険視されていますが、手足口病や結膜炎はD68型ではありません。
結膜炎は、70型のウィルス感染によるものになります。感染して1日~2日で突然、眼球結膜に出血を起こし、ゴロゴロ感、充血、まぶしさを感じるなどの症状が出て、結膜にぶつぶつができます。
急性ウィルス性結膜炎の治療法
かぜに特効薬が無いのと同じで、このウィルスを直接死滅させるような薬はありません。
他の感染症を起こさないための抗菌点眼薬、炎症を抑えるためのステロイド点眼薬などを使って、休養を十分にとって体力を落とさないようにすることが大切になります。基本的にかぜをひいたときと同じような治療法になるということです。
僕の場合は、治りは早かったです。1週間後に再診した時には、目ヤニは出なくなっていて、感染の心配はありませんねと言われました。ただ、かぜの症状(鼻水)がいまだに残っているので、ティッシュとマスクは手放せません。
また、結膜炎の症状がおさまってきたころに、角膜の表面に点状の濁りが出てくることがあるそうです。治ったと思って治療をやめてしまうと、角膜が濁って視力が落ちてしまうことがあるそうなので、お医者さんがいいと言うまでは点眼などの治療は続ける必要があります。
注意すべきは、その感染力の強さ。かかってしまった時にすべきことは?
ウィルス性結膜炎は、感染力が非常に強いです。目からの分泌物(涙や目ヤニ)で他の人に感染してしまいます。例えば涙や目ヤニがついた手でドアノブなどにさわると、10日ぐらいは感染能力を保持し続けるそうです。僕も家族を感染させないように、かなり気を使いました。
会社は出勤停止になるのか?
お医者さん曰く、学校関係者(生徒や先生)は出席停止だそうです。
それ以外の場合は、出勤停止の措置は無いとのことでした。あとは会社の規定しだいということになります。僕の場合も出勤停止までにはなりませんでした。
他の人に感染させないためにすべきこと
①涙や目ヤニには絶対に手を触れない。
必ずティッシュでふき取るようにして、使ったティッシュはビニール袋などに捨てること。手はよく洗うこと。
僕は100円ショップで自分専用の小さいゴミ箱を買いました。それから、手指消毒用のアルコールスプレーを買いました。
②タオル、洗面用具は家族と共有しない。洗濯も別にする。
これも、自分専用のフェイスタオルを何枚か買ったのと、家で使っていたタオル何枚かを自分専用にしました。洗濯も別にということで、これまた100円ショップで自分専用の洗濯かごを買って、家族の洗濯物とは完全に分けました。もちろん自分で洗濯しました。
ちなみに、フェイスタオルを100円ショップで買ったのは失敗でした。なんとも品質が悪い!
100円なんで文句も言えませんが・・・(笑)。
③お風呂は一番最後に入り、お湯は使いまわさない。
これが一番、やばいんじゃないかと思ってたんですが、一応、入ったあとは念入りにシャワーであたり一面を流したりしてました。
以上のようなことで、幸い家族には感染しませんでした。
ま~、ここまでやらなくても大丈夫じゃないか?という気もしましたが、たかだか1週間程度我慢すれば済むことなので。
子供にうつして、出席停止にさせてしまうぐらいなら、このぐらいしておいても何ということはありません。
ということで、結膜炎にかかってしまった場合に、参考にしてもらえればと思います。
僕はかぜを含めてめったに病気をすることがなかったので、久しぶりに病気をして、会社に行くのもしんどく、ブログの更新もできずで、健康って大切だよね!っていうのを思い出しました。
みなさんもお気を付け下さい。疲れたなー、体力落ちてきたかなーというときは休養です!!
そうすれば、こんな面倒なことにはなりませんので(笑)。それではまた。